桜は全周で3つ。
全て上がりよくメリハリのある図柄が美しい器です。
印判なので、図柄がずれたり、色がにじんだり、藍がのっていない箇所は勿論ありますが、
気にならないほどで、全体の印象は完成度は高い方だと思います。
殆どの器がとてもきれいですが、中にはこの下のようなもの(この下の画像6枚)もあります。
内側は真っ白です。
個々に違いますが、上部(口縁部)が楕円形になっています。
この不完全さも味わいのひとつとして楽しんでください。
こちらは上と同じ器ですが、少し角度を変えると楕円形であることが殆ど判りません。
底部中央に見られるのは汚れではありません。窯に入れて時の砂が焼きついたものです。
窯入れの時の手法によるもので、全てに見られます。
口縁には外側内側に小さな虫食いが見られ、虫食いの箇所は、見た目よりも手触りで判るといった感じです。
1ヵ所だけのものもあれば数か所見られるものもあります。
ホツや欠けではないのですが、、、、印判雑器の味わいみたいなものですね。
ここから何枚かの画像でご紹介します。
内側にも極小の虫食いあるものがあります。殆ど気にならない程度ですが、手触りは少しざらっとしています。
緑色矢印の虫食いは石爆ぜのようなものです。いずれも同様に軽微で気にならない程度です。
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